10月20日、九州大学芸術工学部の松隈浩之准教授に来校して頂き、2年生の理系クラスを対象に「出前授業」がおこなわれました。
芸術と工学を融合させた珍しい学部です。
学部の説明や先生が研究されている内容、ゲームと医療の分野がコラボしたシリアスゲームなど、映像を交えて講演をして頂きました。
生徒は、自分の興味がある分野だけでなく、他学部と共同開発をした話を聞き、視野が大きく広がったと思います。
生徒は、真剣な眼差しで講演を聴いていました。
「シンプルなゲームで簡単過ぎず、難し過ぎず、だれでも楽しめるソフトの開発」
そんなソフトを開発してくれる生徒がこの中からも誕生するかも・・・。
謎解き×鬼ごっこゲーム「オルタグ!大橋キャンパスを目指せ」で作られたバーチャルの大橋キャンパスを見せていただき、完成度の高さに驚いていました。
2年生の野中さんと鈴木くんは、以前からオンラインで松隈先生とやり取りをしていました。
Inochi Gakusei Innovators’Program (i-GIP)という取り組みを5ヶ月に渡り行っています。
今年度のテーマは「心不全パンデミック」で二人は、心不全の再入院患者を減らすことを目標に課題に取り組んでいます。
野中さん「講演を聴いてゲームを医療現場に取り込んで、リハビリやヘルスケアに利用していることに驚きました。シリアスゲームを使ったリハビリというのは、i-GIPでの取り組みにプラスになったので良かったです。今後もi-GIPの取り組みを頑張ります。」
鈴木くん「僕たちは若者の考えなどを活かして、現役の医者とは違う発想ができないかを考えています。新しい思考で医療問題を解決していきたいです。今回の講演では、実際はリハビリだけれども娯楽にしか感じさせないというエンタメ性のあるゲームで医療に貢献している点に心を打たれました。」